宇野ゆうかの備忘録

ちょっとした作品発表的な場所。/はてなダイアリー→d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/

2020-01-01から1年間の記事一覧

30歳女性がCanal 4℃のハートネックレスをプレゼントされた件で考えた、色々なこと

………………本当に…………頂いた身で……こんなこと…アレですが……………………………(30歳) pic.twitter.com/YkPBS1oI6q — ご飯(30代独身会社員女性) (@into_mashumaro) 2020年12月22日 クリスマス頃に思いっきり炎上してしまった、Canal 4℃をプレゼントされた30歳女性のTwe…

不登校やひきこもりが回復できなくなるメカニズムについて

タイトルにはこう書いたけれど、ひきこもりや不登校の要因や環境は様々で、一概にこうとは言えないことを、最初に言っておかなければならない。だから、これから書くことは、全ての類型に当てはまるわけではない。ただ、私自身が体験し、そして、他のひきこ…

「性格重視」の人に対する誤解~内面で選ぶ人は、よく話したことがない相手と付き合わない

「女は気持ち悪いオタクと付き合うのが嫌だから暴力的な男とでも付き合う」→「私は暴力的な人は嫌。大切にしてくれる人がいい」→「じゃあ付き合って」→「お断りします」→「断られたオタクに人権などなかった」→「交際を断ることは人権の侵害ではありません」…

なぜ(特に男性は)ファッションに失敗する人が多いのか・後編 ~学校の服装指導から考える

前回記事『なぜ(特に男性は)ファッションに失敗する人が多いのか・前編~着物との比較から考える』においては、(特に男性が)ファッションに取り組もうとして失敗し挫折する要因として、現代日本における着物と洋服、それぞれの衣服をとりまく現状から考…

なぜ(特に男性は)ファッションに失敗する人が多いのか・前編 ~着物との比較から考える

前回記事『ダサい服はなぜダサいのか。また、人はなぜ「ダサい」に過剰反応してしまうのか。』を書く上で、着物と洋服の違いについて考えていたところ、(特に男性が)ファッションに取り組もうとして失敗し挫折する要因の一つが見えてきた気がするので、書…

ダサい服はなぜダサいのか。また、人はなぜ「ダサい」に過剰反応してしまうのか。

「もうこれとこれは法律で作るの禁止にしてほしい 売ってたら買っちゃうやつがいるんだから売らないのが一番でしょ 不幸な人間を増やさないで pic.twitter.com/XZbT04QaMV — 鮭 (@pogd0E7btg1b) 2020年6月22日 togetter.com Twitter界隈で話題になった、買う…

BBC出演中の「子供乱入」から考える、テレワーク時代のビジネスマナー

www.bbc.com 最早テレワークでありふれた光景になった「子供乱入」が、またもやBBCで起こったとのこと。これについて、BBCのキャスターと、自宅から出演する博士と、博士の娘のやり取りを考察している細馬宏通氏の連続Tweetが興味深かった。とりあえず、連続…

婚活デート様式から考える、男と女で奢るか奢らないか問題

ameblo.jp 上の記事と、ついているブックマークコメントが、なかなか興味深かった。 結婚相談所のデート様式は、男性が店を選び、予約し、全額奢るということになっているらしい。一方、下の記事によると、大学生に対して「あなたはデート中の食事費用の支払…

「大人相手に1日3食作る必要なくね?」と、共働き家庭に育った私は思う。

“ 新型コロナの影響で、うちのツレもリモートワークになりました。いやー………振り返ってみてやっぱり、しんどかったですね。ひとりの時間がなくなって、3食作るのがエンドレスになるって。 朝送り出して、帰ってくるまでのひとりの時間が消滅。昼食も作る日が…

『非モテの品格』を読んで考えた、男性が精神科を受診しない理由

何年か前に『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か(著:杉田俊介)』という本を読み、思うところが色々あったのだけれど、あまりにも思うことが多くて今まで書かずにいた。 この本の内容は、ざっくり言うと、「非モテ」を軸にして語られる、男性の生き…

美人に対する「認知の歪み」と、美人の災禍

前回記事『女性は高い外見レベルを求められ、外見レベルが高い人の苦悩は無視される』では、「美人だって、虐待や貧困やいじめ、その他世の中の人が経験する困難を経験しないわけではないし、美人だということでその苦悩がチャラになるわけではない」という…

女性は高い外見レベルを求められ、外見レベルが高い人の苦悩は無視される

anond.hatelabo.jp 上記の匿名ダイアリーを読んだ。 ちなみに、これを書いている私は、いわゆる「毒親」の元で育ち、学生時代にいじめに遭い、ひきこもり経験があり、そこそこ長い期間を恋愛とは縁遠く過ごした人間である。 元増田はまず、心理カウンセリン…

玉城デニー知事の手話は全然すごくない

やや煽り気味のタイトルをつけてみました。 先日、こういうTweetがTwitter上で話題になっていたんですね。 ふと見つけたNHK沖縄ニュースから。重大なニュースよりも玉城デニー沖縄県知事が自ら手話通訳者に対して手話で「ありがとう、よろしくお願いします」…

私はいかにして料理を覚えたか~親の手伝いという「下積み時代」の存在

blog.tinect.jp 上の記事を読んで、「そういえば、私はどうやって料理を覚えたんだったっけ?」と思った。 思い返せば、最初のうちは、まだ小さな子供の頃、料理をしている親の傍で簡単な手伝いをするところから始めたのだと思う。ボウルに入ったサラダや和…

どうせ外出自粛だし、家でやりたいメイク動画まとめてみた。〔ネタ記事〕

なんとなくTwitterを眺めていたら、こんな内容のTweetが流れてきた。 在宅勤務中の化粧、「在宅勤務とはいえいつもと同じように化粧して勤務中であるという自覚を持たなきゃ期」から「どうせ誰も会わないしすっぴんか薄化粧でよくね?期」を経て「どうせ誰に…

新型コロナウイルス流行当初、「若者が感染を拡大」と言われていたことについての考察

日本でコロナウイルスの感染が広まってきた頃、各種メディアで「若者が感染を広める」と言われたことについて、思うところがあった。前回記事『「字幕だけじゃダメ?」←「ダメなんです」~なぜ手話通訳が必要なのか - 宇野ゆうかの備忘録』において、報道に…

「字幕だけじゃダメ?」←「ダメなんです」~なぜ手話通訳が必要なのか

連日コロナウイルス関連の報道がなされる中、SNS上では、「志村けん」や「江頭2:50」を表す手話(サインネーム)の存在*1や、手話通訳の人がマスクをつけていない理由などが注目されていました。 www3.nhk.or.jp 私自身は、手話に関しては「ワタシ、シュワ、…

光野桃『私のスタイルを探して』から読む自己表現の本質~ファッションと企業ブランディングの共通点

『「ユニクロでよくない?」の理由~おしゃれの基準が“服”ではなく“技”になった時代』を書いて、バブル期と現代のおしゃれの違いについて考えたことをきっかけに、光野桃氏のエッセイ『私のスタイルを探して』を久々に読み返してみたら、「これ、おしゃれの…

優しくない人ほど自分のことを優しいと思っている説~虐待とDVとダニング・クルーガー効果

「ダニング・クルーガー効果」という言葉がある。端的に言うと、その分野において能力が低い人ほど、自分の能力を実際よりも高く見積もっており、能力が高い人ほど、実際よりも低く見積もっているという認知バイアスだ。 私は、「優しさ」や「性格の良さ」に…

ヒール靴強要問題~他人の痛みは100年でも我慢できる

yuhka-uno.hatenablog.com さて、上の記事を書いたところ、「フェミニストはハイヒールを蛇蝎の如く嫌っている」という事例として「上野千鶴子がいるじゃないか」と反応する人があまりにも多かった。その反応を見て、私は「皆、なんで上野千鶴子氏一人の発言…