宇野ゆうかの備忘録

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「サイゼリヤの代わりに初デートで行きたい店」書いたらセクハラされた~エロとセクハラはき違え問題

yuhka-uno.hatenablog.com

 

上の記事を書いたところ、こんなセクハラ記事を書かれていた。

sinnnori.hatenadiary.jp

 

いやね、私もそこそこネット発信歴長いから、こういうことはもう珍しくなくて、「ああ、またかよ」って感じなんだわ。これまでのネット人生、ブログが炎上したり*1Twitterで絡まれたり変なコメントをつけられたりして、それらと渡り合ってきた経験が数えきれないほどあるしね。それなりにブログの読者数多かったり、Twitterフォロワー1万人以上いる人ならわかると思うけど、これくらい見られる人が多くなると、中には変なヤツも混じってくる。しかも書き手が女だとセクハラクソリプとかあるある。そんで、こういうこと言うと「ネタにマジレス」とか言うんでしょ知ってる知ってる(笑)。

 

“…少し真面目な感想も述べましょうか。

この記事を書いた方の、意見が変わるのも面白いと思いました。アンバランスになった文章も読みたいなと。ホンワカ女子からクレイジー女子への変身も見せ物になる!!ブヒブヒ笑う野次馬根性がムクムクと沸き上がるのです!

「相手がサイゼリヤに興味を持っていようがいまいが関係ない!あらゆる場合にサイゼリヤは有効なんだ!サイゼリヤしかないんだ!サイゼリヤに誘ってくれたら私のヘソの穴、好きに弄らせてあげる!!ヘソの穴に中daししてもエエよ!」

ってな感じの、人が変わったような狂った記事もみたいんですよね。読者のエゴですかね…。すみません。blogの向こうにもリアルな書き手さんがいらっしゃることを無視した最低な欲求なんでしょうね…。すみません、すみません、すみません

…謝りながら僕はシコっております。この気持ちをAVのタイトル風に言うのならなら、「懺悔!御免なさい。殿のblog娘に謀反のザー麺」ってなとこでしょうか!!”

「私がサイゼリヤの代わりに初デートで行きたい店書いてみたよ」の感想dirty joke - 進学塾のノリで教えない下衆

「真面目な感想」だってさー。へそで茶を沸かしてしまうわー。

 

ただねー、こういうセクハラしてくるヤツ見ると、いっつも思うんだわ。

「エロいと思ってやってんのか?お前全然エロくねぇぞ」って。

まぁそりゃそうだよね。酒に造詣が深いのと、酔って他人に迷惑かけたりアルハラしたりするのって、全然別だから。アルハラしてくる人に対して「この人、お酒が好きなのね」って思う人なんていないのと同じだよね。

私の知り合いには、エロ大好きだけどセクハラからは一線を置いている人、いっぱいいるのよ。そういう人たちを見てるから、「お前もしかしてエロいと思ってやってんの?全然エロくねぇよ」って思うんだよね。なぜかサイゼリヤ店内に飾られてるルネッサンス期の絵画のほうがずっとエロスあるわ。*2

大体さー、そんなにエロが好きなら、なんで「4℃のネックレスより春画の画集のほうが良い」って書いてるところには反応しなかったんだろ。記事中で紹介している鳥文斎栄之の肉筆春画には反応ナシか。人類の長いエロの歴史から見れば、男性異性愛者向けAVはごく一部だよ。そんなに刺激が足りねーなら、股間のミニキュウリのピクルスにホットソースかけとけ。

 

なんか、見てるAVの数だけは多そうだけど、エロについて深く掘り下げてなさそうな感じがするよね。セックスの下手なヤリチンと同じ印象。

 

あとさー、微妙に気になってることがもう一つあって。

「男子中高生むけに品のない文章を書いてます。」とか書いてあるけど、令和時代の男子中高生、こういうのに食いつくの?これ昭和時代の男子中高生むけだよね?野々村議員の号泣会見とか懐かしいよねー、あれ何年前だろ?「さーせんm(_ _)m」←これ久しぶりに見たわ。

私は、世代的に若者バッシングが酷かった時代に若者だったから、「人はなぜ老害になるのか」を自分のテーマの1つにしてるんだけど、大体が「自分が若い時のまま感覚が止まってしまっているから」なんだよね。これ、自分が男子中高生だった時のまま感覚が止まったおっさんが書いてるだろ。

下品で露悪的なのが「本音」で、それをあえて言うのが良いみたいなの、ネットがアングラで2chが全盛期だった中年男性あるあるだよね。もう「生娘シャブ漬け」がウケる時代じゃねーんだわ。

 

私はずーっと「酒と煙草とエロスは大人の嗜み」って言い続けてるんだよね。マナーを守って他者に配慮して楽しめる、精神的に大人になった人じゃないと、エロは嗜めないの。逆に言えば、そこにこそエロの醍醐味があるわけで。*3

他人に一方的に欲望ぶつけてブヒブヒ言ってるおっさんなんて、自分の部下や後輩にパワハラしてブヒブヒ言ってるのと同じなんだわ。いつまでも少年の心を忘れない大人は素敵だけど、いつまで経っても精神年齢が子供な大人は迷惑なだけなのよ。毒親とかモラハラ夫とかパワハラ上司とか、大体これ。

私は若い頃にこういう記事(酒や煙草が格好良いのはフィクションの中だけだった)書いてたけど、酒と煙草に関しては現役世代のマナーは良くなったけど、こと性に関しては、まだまだマナーがなってない大人が多いよね。

 

まぁ読者数5しかいないとわかんねぇかもしれないけど、ブロガーっていうのは常に「見られる側」なんよ。ブログの向こうにいるのはリアルな書き手だけじゃねー。大勢のリアルな読者がいるわけ。お前は私を見て一方的にブヒブヒ言ってるつもりかもしれんけど、お前だって見られる側なんだよ。視点を180度変えて自分自身を客観的に見てみなよ。空気を読まずにブヒブヒ言ってる痛いおっさんがいるだけだから。

ついでに言うと、私はもう「娘」とかいう年じゃねーし、医療行為以外でネコチャンのアナルをほじくりたいとも思わないね。

 

”つまり、試運転期間を過ぎて互いに本性を出し始めて、さぁ「話」をしてお互いの人間性を知ろうじゃないの、と私が思っても、返ってくるのがこの返事ということは、彼らがしたいのは「話」以下の、誰でも頭をそんなに使わず楽しくできる範囲の「おしゃべり」なんです。

だから、たぶん、私の付き合ってきた彼らの望んでいた彼女像というのは、自分の話に大きく相槌をうったり、少し難しいことには「んふふ、わかんない」と笑ってくれたり、ようするにpepperくん程度の受け答えだけして、しょっちゅうパンツを脱ぐ女だったんじゃないかと思います。”

 

“今の日本には「女の子はバカでいい」「女の子は頭カラッポでいい」という需要は、確かに一部の男性から根強くあると思いますが、私は「自分よりバカで非力な女」にしかそそられない男性は可哀相だなと思います。

なぜなら、その人達は自分の支配欲は満たせても真に愛情を感じる日が来ないからです。

「女の子という愛玩動物」でいくら遊んでも「人間同士の愛情のかかわり」の面白さにはとうてい及ばないからです。”

 

「女の子はバカでいい」と思ってた私をグリーっとしてやりたい - 限りなく透明に近いふつう

そう。私も「話」ができる相手じゃないとそそられない。セックスする上で一番大事な器官は脳だから。体以前に思考でセッションできる相手じゃないとつまらないね。

 

[追記]

sinnnori.hatenadiary.jp

下ネタを考えるより前に、発信者情報開示請求されるリスクを考えた方が良い。このリスクは、相手が有名人だろうが無名人だろうがある。これは基本的なネットリテラシーだ。あれと同じことを職場の女性に対してやったらどうなるか、考えてみればいい。普通に訴えられるだろう。

私は何も誤解していない。ハラスメントする人は、大抵「そんなつもりなかった」と言う。ハラスメントする人は、ある特定条件下において、相手に対する気遣いが一切なくなり、自分の欲求を垂れ流すモードになる傾向がある。そういう時、彼らは、自分が相手に何をやっているのかわかっていない状態になるということを、私はわかっている。

 

 

 

 

*1:ちなみに、炎上初体験の記事はこれだった。「毒親」という言葉が広まった現代なら、たぶん炎上しないだろう。→自分が嫌われないために気を遣う人は、身内を潰す。 - yuhka-unoの日記

*2:サイゼリヤで観られるイタリアン絵画にはこんな意味があったんだ!話のネタになる西洋絵画入門 | 大人の美術館

*3:まぁ、イタリアには「 Bacco, tabacco e Venere riducono l’uomo in cenere.(酒と煙草と女は男を破滅させる)」という諺があるらしいけど。